暦の上では、立冬（りっとう）を過ぎ、もう冬を迎えています。
立冬とは、冬がはじまる頃とされ、木枯らしが吹く、木々の葉が落ちる、早いところでは初雪の知らせが届き、
真冬の寒さに備え冬の準備を始める時期とされています。

実際、立冬の頃は紅葉もまだまだで、秋を感じることも少ないタイミングですが、空気の乾燥や、朝晩の気温差を感じるようになったりと、体調管理に配慮が必要になります。
今回は、本格的な冬に向けて健康を維持するために気を付けることを紹介していきます。

湿度が低下し肌や髪の乾燥を感じたり、日中との気温差が大きくなると、風邪やインフルエンザなどが流行してきます。健康に過ごすためには、湿度を保ち乾燥を防ぐことが大切です。

■湿度を保つには加湿器がおすすめ

部屋の湿度が50％以下になると、空気は急激に乾燥するため、加湿器を使用し50％～60％の湿度を保つようにしましょう。また、美肌のためにキープしたい湿度は60％～65％と言われています。

■加湿器の効果的な活用方法

加湿器には消費電力や手入れの頻度、出てくる空気の質などいろいろなタイプがあり、それぞれ特徴が異なります。使用する部屋の広さなどをふまえ使用する加湿器を選びましょう。

加湿器の置く場所は、床よりも少し高い場所で部屋の隅ではなく中央などに置くのがおすすめです。
できればエアコンの真下が効果的です。

■乾燥に負けない！乾燥対策に有効な食べ物

果物では梨、野菜ではレンコン、さつまいも、ヤマイモなど根菜類がおすすめです。
特に梨の皮は、喉や咳止めの生薬として用いられるほど、乾燥対策には有効な果物です。
皮ごと食べることができる果物なので、抵抗がなければぜひ摂取してみてください。

乾燥する時期、女性の方は肌の悩みが出てきますよね。
肌のターンオーバーが崩れると、肌は水分不足の状態になり「乾燥肌」が引き起こされます。
乾燥肌を防止するためには、適切なスキンケア・保湿ケアが大切です。

■保湿ケアのポイント

（1）洗顔方法に注意し、洗顔後はすぐに保湿ケアをする
まずは洗顔方法が大切です。クレンジング剤は適度な洗浄力がありながら、肌に負担をかけない、ミルクやクリームタイプで丁寧にメイクオフしてください。
その後、洗顔料をよく泡立て洗顔しましょう。洗顔後はすぐに保湿ケアをします。
洗顔後の肌は乾燥しやすいため、時間を空けずにすぐ取り掛かるのが鉄則です。

（2）肌に水分を与える
“化粧水”を使用し、肌の外側からたっぷり水分を与え水分を補うことが大切です。
ヒアルロン酸やグリセリンといった保水力のある成分が配合されているものがおすすめです。

（3）肌を柔らかくする
“乳液”は水分と油分の両方が配合されているため、肌を柔らかくして、水分を保持しやすい状態へと整えます。化粧水の後に乳液を使用し、肌をふっくら柔らかく整えましょう。

（4）水分の蒸発を抑える
乳液の後は“クリーム”を塗りましょう。クリームは油分が多く、水分の蒸発を防ぐ”フタ”の役割を担います。肌表面に油分で膜を作って、水分の蒸発を抑えることが大切です。


■肌のターンオーバーを整える有効な食べ物

栄養素としては、ビタミンAがおすすめです。
うなぎやにんじん、かぼちゃなど豊富に含まれています。
これから本格的に寒くなる冬を迎える前に、肌の調子をあげ、健康的な肌を維持しましょう！

乾燥とともに気になるのが“冷え”ですよね。
冷え性で悩む女性は、7割以上いると言われています。
今回は、温める箇所のポイントやおすすめの食べ物をご紹介します。

■身体を温めるポイント

防寒には、「首」・「手首」・「足首」の身体の“３つの首”を温めることが大切です。
この“３つの首”を通る動脈が皮膚に近いところにあるため、ここが冷えてしまうと冷えきった血液が体内を巡り、全身が冷えてしまう身体のメカニズムが働くからです。
そのため、防寒には、“３つの首”を温めるアイテムを選ぶことをお勧めします。
身体が冷えてしまった時には、マフラーや靴下で、まず3つの首を温めてみてくださいね。

■寒さに負けない！身体を温めるのに有効な食べ物

冬に旬を迎える食材や寒い地域で採れる食材には、体を温める効果があるので、
なるべく意識して摂るとよいでしょう。

～おすすめの食材～
かぼちゃ、カリフラワー、ねぎ、ごぼう、にんじん、れんこん、しょうが、シナモン、鮭、マグロ、カツオ、さば、黒豆、みそ、しょうゆ

また、食べ方を工夫することでも、身体を温めることが可能です。
たとえば、豆腐を食べる際には湯豆腐にして食べると身体を温めることができます。
食材×食べ方を意識してみるとよいでしょう。

これからの季節は、クリスマスやお正月などイベントも盛りだくさん！ 
イベント毎に、お部屋をデコレーションしたり、居心地のよい生活空間をつくってみるのもオススメです。
ぜひ、今回ご紹介したポイントも参考にして、健康で楽しく冬を過ごしてくださいね♪