6月1日は、夏服へ衣替えする時期です。
制服のある学校や会社では、一般的に6月1日から冬服から夏服へ、10月1日から夏服から冬服へ移行します。
衣替えをする際は、住んでいる地域の気温や体調を考慮しながら行いましょう。
そこで今回は、衣替えを行うときの手順とポイントをお伝えします！

「いざ衣替えをしようと思っても、何から手を付ければ良いか分からない。」
「自分なりに衣替えをしているつもりだけど、これで合っているか分からない。」そんな方もいらっしゃると思います。
5つの衣替えの手順をマスターすれば、効率よく衣替えを進めることができます！

衣替えは、今持っている服を見直すチャンス。
体型の変化や好みの変化により、着なくなってしまった服ってありますよね。
そんなときは、思い切って手放すことをオススメします。
「捨てる」ことに抵抗がある方は、リサイクルショップやフリマアプリで「売る」ことも検討してみてください。

せっかく服を綺麗にしてから収納しても、収納場所が汚れていては意味がありません。
クローゼットの中に入っている服を取り出し、掃除機やハンディモップをかけます。
次に、アルコール除菌スプレーを雑巾に吹き付けて拭き掃除をします。
しっかり乾燥させたらお掃除完了です。
乾燥していない状態で服を戻してしまうとカビの原因になるので注意しましょう。

しまっておいた服を取り出したら黄ばんでいた！なんてことを防ぐために、洗濯をして綺麗な状態で保管します。以下のように、自宅で洗濯する服とクリーニングに出す服を振り分けましょう。
■「インナー」・「部屋着」など：自宅でいつも通り洗う
■「ニット」など：自宅でおしゃれ着洗い
■「コート」・「ジャケット」・「お気に入りの服」など：クリーニングに出す

これからの季節、よく着るオンシーズンの服は出し入れしやすい場所に収納します。不便なく取り出せるようにゆとりをもって収納しましょう。
逆に、オフシーズンの服はコンパクトに収納しましょう。どこに何を収納したか分かるよう、クローゼットの引き出しにラベル貼りをするのも良いでしょう。

クローゼットに服をしまったら、防虫剤を入れて保管します。
防虫剤の成分は空気より重いので、上から下に広がります。
「引き出し用」は衣類の上に。「吊り下げるタイプ」は、1つのときはパイプの真ん中に、複数のときは等間隔に掛けます。
ぎゅうぎゅう詰めの収納空間では、防虫成分が十分に行き渡らないため、服の量は収納スペースの8割を目安にします。

衣替えの手順をマスターしたら、続いては衣替えをするときのポイントについてお伝えします。

■天気が良い日に行う
収納する衣類にとって、湿気は天敵です。湿度の高い日に衣替えをすると、収納した衣類が湿気を帯びたまま収納され、カビや匂いの原因となります。湿度の低い、晴れた日に行うようにしましょう。

■服の種類により収納方法を分ける
服の収納方法は、主に2種類です。ハンガーで「掛ける」収納と、クローゼットの引き出しに「畳む」収納。シワが気になる服は掛ける収納をし、ハンガーに掛けることで肩の部分が伸びてしまうようなニット類は畳む収納をします。
(1)「掛ける」収納
コート・ジャケット・スーツ・ブラウス・パンツ・スカート
(2)「畳む」収納
Tシャツ・トレーナー・ニット・ジーンズ

■クリーニングから戻った服はビニール袋を外す
クリーニングから戻った服はビニール袋がかかっていますが、そのままの状態で保管するのはあまりよくありません。
ビニール袋は通気性が悪く空気が循環せず、湿気が溜まり、カビが発生しやすくなる為です。ビニール袋を外した後、ホコリの付着が気になる方は不織布のカバーや除湿カバーをかけることをオススメします。

衣替えは、「次の季節も快適に過ごすための準備」です。
衣替えをし、クローゼットの中が綺麗に整頓されている状態だと、どこに何があるか把握でき、頭も気持ちもスッキリとした状態で日々を過ごすことができます。着たい服がすぐに取り出せるので、朝の身支度にかかる時間も短縮できます。
衣替えをし、次の季節のおしゃれを楽しみましょう！