派遣の電話登録って何をするの?当日の流れとポイントを確認!
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はじめに
派遣で働きたいと思ったとき、まずは派遣会社へ登録をするのが一般的です。これまで派遣会社への登録方法は来社登録が主流でしたが、最近は自宅や外出先などから登録会(登録面談)に参加できる電話登録(電話面談)を取り入れている派遣会社も増えています。
「電話登録ってどんなことを聞かれるの?」「どんなところに気を付ければいいの?」そんな不安を持っている方も多いのではないでしょうか。
電話登録はあなたのキャリアや希望条件を伝えるだけでなく、派遣会社にとっては“最初の出会いの場”。面接ほど堅苦しくはないけれど、電話越しにあなたの人柄や働くイメージを感じ取る大切な機会です。
今回は、派遣の電話登録で何をするのか、そして派遣会社がどんなポイントを見ているのかをわかりやすく解説します。事前に流れを知っておくことで落ち着いて臨めるので、安心して次の一歩を踏み出す参考にしてみてください。
電話登録の基本的な流れ
電話登録は大きく分けて次のようなステップで進みます。
【1】基本情報の確認
氏名、生年月日、住所などの確認
【2】希望条件の確認
勤務地、勤務時間、休日、職種、時給などの確認
【3】職歴やスキルのヒアリング
これまでの勤務先や担当していた業務経験、パソコンスキルや資格などの確認
【4】仕事紹介や今後の流れの説明
応募したお仕事の詳細説明や条件に合いそうなお仕事の紹介
【5】今後の選考の流れと連絡先について
一見シンプルですが、この短いやりとりの中で、派遣会社は「この方に安心してお仕事をお願いできるか」を見極めています。では、具体的にどのような点を見ているのでしょうか。
派遣会社が見ているポイント

【1】事前準備ができているか
電話登録の事前準備として、派遣会社の専用ページへ希望条件や職務経歴・スキルの入力(職務経歴書を提出する場合もあり)を求められるケースがあります。
「指定された期日までに必要な情報を準備できているか」は大切なチェックポイントとなりますので、しっかり準備するようにしましょう。準備が整っていると「計画性がある」「信頼できる」と感じてもらえます。
万が一期日に間に合わない場合は、事前に派遣会社へ連絡を入れるとスムーズです。何も連絡をしないのと、連絡をするのとでは、派遣会社への印象も変わるので気を付けましょう。
【2】電話対応時の印象
電話登録は顔が見えない分、声や話し方で印象が決まります。感じの良い対応ができる方は、就業先でも好印象を持たれる可能性が高く、派遣会社としても紹介しやすくなります。派遣会社は次のポイントをチェックしていることが多いです。
・敬語を自然に使えているか
・相手の話をきちんと聞けるか
・質問に対して的確に答えられるか
・要点をまとめて伝えられるか
【3】定着性
どんなにスキルが高くても、短期離職が多いと「またすぐ辞めてしまうのでは」と懸念されてしまいます。事情がある場合でも前向きに説明し、これからは安定して働きたい意欲をアピールすると好印象です。
【4】経験・スキル
派遣会社は求人先企業から求められる条件を満たせるかを確認しています。例えば「Excelで関数が使えるか」「接客経験があるか」など、希望する求人で活かせる経験・スキルを具体的に答えられると強みが伝わります。
経験が浅くても「これから学びたい」「独学で資格の勉強をしていた」など、自分の姿勢を加えて話すことも大切です。
【5】募集条件を理解しているか
意外と多いのが、求人票に「シフト制勤務」と書かれているのに「土日祝休み希望」と伝えたり「週2日程度の在宅OK」と書かれているのに「完全在宅希望」と伝えてしまうケースです。
条件が合わない希望を出すと、せっかくの登録もミスマッチになりかねません。募集条件をきちんと確認した上で、希望を伝えることが、派遣会社との信頼関係につながるので、確認するようにしましょう。
電話登録当日!スムーズに話すための準備について
登録面談時間の5分前には落ち着いて話せるスペースに移動し、予約時間に電話に出られるよう準備をしましょう。限られた時間の中で希望条件や職務経歴を伝えるために、次のポイントを押さえておきましょう。
【1】職務経歴をまとめる
職務経歴は、事前に派遣会社の専用ページへの入力や職務経歴書を提出していることがほとんどです。当日は提出された職歴データを元に担当者がヒアリングを行うため、質問があった時にすぐに答えられるよう、手元に職歴メモや職務経歴書を置いておくと安心です。
【2】希望条件を整理する
絶対に譲れない条件と柔軟に対応できる条件を分けておくと会話がスムーズです。土日祝休みは譲れないけど、残業は多少できる等、希望する条件の優先順位をつけ明確に伝えるようにしましょう。
「子供のお迎えなどで18時には自宅の最寄り駅に到着していたい」など、配慮してほしい希望条件があれば事前に伝えておくと、お仕事紹介がスムーズです。
【3】静かな環境を整える
電話登録は、雑音の少ない場所で参加するのが好ましいです。就業中などで休憩時間に面談を行うときや、外出先から参加する場合も、なるべく周りの音声が入らない場所や周囲に自身の情報が聞かれない場所に移動し、落ち着いて話せる環境を選びましょう。
【4】相手が聞き取りやすい声の大きさで丁寧に話す
電話は表情が見えない分、声のトーンが重要です。相手に聞き取りやすいよう、明るくはっきりと、丁寧な声を意識します。また担当者の話は最後まで聞いてから発言する、質問には端的に答えるなど、会話のキャッチボールを意識してコミュニケーションを図りましょう。
おわりに

電話登録は、派遣会社との最初の接点であり、あなたの第一印象を伝える大切な場です。
派遣会社が見ているのは「事前準備」「電話対応の印象」「定着性」「経験スキル」「募集条件の理解」といった点。ここを意識して臨むことで、スムーズに希望の仕事につながりやすくなります。
電話越しでも「この人なら安心して紹介できる」と思ってもらえるよう、意識をして準備を始めてみてください。