１日のうちの大半の時間を仕事に使っている方がほとんど。だからこそ、やりたいことを仕事にしたい、そう思うのも自然のこと。
ですが、実際に転職活動をしてみると、面接で「やりたいことを聞かれたけど、答えられなくて困った」という話をよく耳にします。このようにやりたい仕事がない、自分が何をやりたいかわからない。そんな悩みを抱えている人は、実は少なくありません。

小さい頃は、「〇〇になりたい！」と簡単に言えたのに、大人になるとやりたい仕事がわからなくて困ってしまっている。心からやりたいと思っていたことを仕事にしている、子供のころからあこがれていた仕事をしているという人はほんの一握りというのが現実ではないでしょうか。
やりたい仕事がないから「やりたい仕事を見つけなくては」と悩んでしまうのではなく、少し視点を変えてみることをおすすめします。

やりたい仕事を探す方法のひとつに、自分がやっていて心地良いこと、楽しかったことから見つけるというものがあります。
学生時代のアルバイト、部活動、学校行事、勉強など自分が夢中になって取り組んだこと、楽しみながら達成させてきたことを思いだし、書き出してみてください。
また、現在、仕事・プライベート両面から楽しいと思っていること、好きだと感じることも書き出します。
書き出したものの中から仕事に繋がりそうなものがないか見直してみましょう。
純粋に楽しい・好きと感じるものは、興味ややりがいを持って取り組むことできる可能性が高いといえます。
思い浮かばないという場合には、今まで自然と継続してきたことはないか振り返ってみましょう。継続できているということは、自分では気付いていないだけで、実は得意なことや好きなことと言えるのではないでしょうか。
自然と継続してきたことをヒントに仕事を探してみることで、あなたのやりたい仕事が見つかることもあります。

逆に、やりたくないことから自分に合う仕事を探してみることもおすすめです。
苦手なことややりたくないことを書きだしてみましょう。
そうすると、自分には合わない仕事や業種が見えてきます。自分に合わない仕事を候補から削除していくことで、自分のやりたい仕事が見つかる近道になっていきます。

年齢を重ねるにつれて、社会で働く必要性に迫られることが多くなります。「いつまでたっても自分のやりたいことがわからない」と不安を感じたり、迷ったりしている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、先ほども述べたように、やりたいことがはっきりわかっている人は少ないものです。
まだやりたい仕事に出会っていないだけかもしれません。

どのような仕事があるのかを知らなければ、やってみたいと思える仕事を見つけることは難しいと思います。
また、やりたい仕事を見つける前に、自分にできる仕事が何なのかわからないと不安を抱えてしまい、やりたいことが見つからないと感じさせてしまっているのかもしれません。
そんなときには色々な仕事を調べたり、経験してみましょう。多くの仕事や経験を通してやりたい仕事に出会えることがほとんどです。気になった業界や職種の業務を派遣社員として働いてみる（やってみる）という働き方をおすすめします。

仕事をしてみて「やりたい仕事かは分からないけれど、気になる仕事が見つかった」「自分にできるかは不安だけれど、ちょっと挑戦してみたい」など、何となくやりたいことがみえてきたりします。
ぜひ、派遣という働き方を活用して、様々な仕事を経験する中で自身が何に楽しいと思うか、やりがいを感じるかを見つけてください。

どんなに辛くても、給料が高いことに充実感を持つ人もいれば、給料は少なくても人の役に立っていることに誇りを持つ人もいます。
人間関係の良いところで働くことを重視する人もいれば、競争の中で勝ち上がっていくことに喜びを感じる人も。
このように、やりがいは人それぞれ。周囲に左右されず、「自分にとってのやりがい」を見つけていくことが大切です。

やりたいこと探しとは、自分の本当の気持ちを深堀りすることに繋がります。普段はあまり考えないことも掘り起こして、本当は見たくなかった自分の本音や弱みなどを再確認することもあるでしょう。だからこそ難しいとも言えます。しかし、本当に自分のやりたいことを理解したうえでの仕事探しは、あなたにとってとても価値のあるものとなります。
自分一人で考えるのが難しければ、人に相談するのも有効です。派遣であれば、コーディネーターが相談にのり、やりたいことを見つける伴走をしてくれます。また短期勤務の募集や、未経験でも様々な職種に挑戦できます。様々な仕事を経験する中で自分らしく輝ける仕事を見つけてください。