面接成功のカギ!押さえておきたいマナー
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はじめに
採用面接は、企業側が「この人と一緒に働きたいか」「この人は信用できる人か」を見極める重要なステップです。履歴書や職務経歴書などで高いスキルや経験を持ち合わせていても、面接時の印象が悪いと評価が下がってしまいます。
企業側に「一緒に働きたい」と思ってもらえるためには、面接時の受け答えはもちろん、身だしなみや受付時のマナーもしっかり対策をしておくのが大切です。
ここでは面接を成功させるために抑えておきたい基本的なマナーをご紹介します。
身だしなみ・持ち物のマナー
ポイントは「清潔感」です。相手に信頼感を持ってもらえるように、上品できちんとした身だしなみにすることを意識しましょう。
【服装】
男性はスーツ、ネクタイ、シャツを着用し、女性はスーツまたはオフィスカジュアルを選びます。色は黒、紺、グレーなどの落ち着いた色が望ましいです。服はシワや汚れがないように整え、清潔感を保ちます。
【髪型】
明るすぎる色や奇抜な色は避けます。表情が相手にしっかり見えるよう、できるだけ顔に髪がかからないヘアスタイルで面接に臨みましょう。男性は短めにカットし、女性でロングヘアの方は、まとめ髪やピンで留めるなどスッキリさせるのが好ましいです。
【メイク】
ビジネスの場面では、マナーとしてメイクをすることが必要です。その際、派手すぎないナチュラルなメイクを意識します。ネイルについても、派手な色味やストーンなどの飾りがついているデザインは避け、ピンク・ベージュ系のベーシックな色味を選びましょう。
【鞄・靴】
手ぶらだと印象がよくないため鞄を持参しましょう。黒・茶・紺などのベーシックな色味で、革やナイロン製、A4サイズの書類が問題なく入るビジネス向きのカバンが無難です。
靴はベーシックな色味の革靴か、女性の場合はパンプスを選びましょう。サンダルやブーツはビジネスの場面にはふさわしくないため避けましょう。
受付・訪問時のマナー
面接時間の10分~15分前には会場に到着し、5分前には受付に到着するようにしましょう。遅刻は厳禁ですが、あまり早すぎる到着も迷惑です。万が一、交通機関のトラブルなどで遅刻してしまいそうなときは、分かった時点ですぐに電話連絡をし、到着の見込み時間を伝えましょう。
※コートを着用している場合は、会場に入る前に脱ぐようにしましょう
受付に到着したら名前と用件をハキハキと伝えます。受付の方や社内ですれ違う方は、面接官でなくとも、将来一緒に働く同僚や上司の可能性があります。失礼な態度をとり印象を悪くさせないためにも、挨拶をしっかりし、礼儀正しく接するように意識することが大切です。
入室時のマナー
入室する際は3回ノックし、「どうぞ」と言われたらドアを開けます。面接官の方を見て一礼し、「失礼いたします」と挨拶をしてから入室します。ドアは両手で丁寧に閉めましょう。
席の横に立ったら「○○と申します。本日はよろしくお願いいたします」とひと言添えて、お辞儀をします。面接官に「どうぞ」と言われてから「失礼します」と言って着席します。
先に自分が応接室などに通されて、面接官が後から入ってくる場合は、面接官の入室時に合わせて、椅子の横に起立して待ちます。面接官が自分の前まで来たら挨拶をし、着席を促されたら「失礼します」と言って着席します。挨拶をするときは、言葉を発しながらお辞儀をするのは印象が良くないため、先に言葉を述べてからお辞儀をするようにしましょう。
座り方

着座するときは、背もたれには寄りかからずに浅めに腰かけ、背筋を伸ばして座ります。
手の位置は、男性の場合は太ももの上、女性の場合は膝上で手を重ねます。足は男性の場合は軽く開き、女性の場合は揃えて座ると上品な印象を与えます。
猫背の姿勢、足を組む、髪を触る、貧乏ゆすりをする、目をキョロキョロさせるなどの動作は落ち着きのない印象を与えてしまうため、普段から癖がある方は気を付けるように意識をしましょう。
面接時の受け答え
質問に回答するときは、相手の目をみて、明るい表情で話すのが基本的なマナーです。ただし、相手の目を直接見ると威圧感を与えてしまう場合もあるので、眉間あたりを見て話すとよいでしょう。
面接官の質問に答えるときは、結論→理由の順番で話します。自分が話したい事を話すのではなく、「相手が何を知りたいのか」を考えながら回答します。フランクにならないよう、適切な敬語・言葉を選び、ハキハキと聞き取りやすいスピードで話すことを心がけましょう。
相手が話しているときは、相槌をうち、しっかり聞いていることが伝わるように態度で示します。ただし、過剰な相槌は「本当に話を聞いているのか?」と思われてしまう場合もあるため注意が必要です。また、普段のクセで「うん、うん」と言ってしまわないように、「はい」と答えるようにしましょう。
退室時のマナー
面接が終わったら、椅子から立ち上がり「本日はお忙しいところお時間をいただきありがとうございます」と言って、面接官に御礼を述べます。退室時には忘れ物がないか確認をして、荷物を持ち退出します。頂戴した企業担当者の名刺や雨の日の傘など、置き忘れないように注意しましょう。
ドアの前に立ったら面接官を振り返り「失礼します」といって一礼をし、ドアを両手で静かに閉めます。受付の方にもひと言御礼をのべて、企業をあとにします。
エレベーター前まで企業担当者がお見送りに来てくだった場合は、エレベーターの扉が閉まるまでしっかり頭を下げてお辞儀をします。コート類は建物の外に出てから着用しましょう。
会場を出てから最寄り駅につくまで
面接後はほっとしているかもしれませんが、会場付近では企業の関係者とすれ違う可能性があるので、最寄り駅につくまでは面接の気持ちで臨みましょう。ネクタイを外す、イヤホンで音楽を聴く、歩きスマホをするなどは避けましょう。
≪1ポイントアップ≫
面接後は企業に御礼のメールを送信すると印象がアップします。面接の御礼や、企業に対する関心が深まったこと、仕事への意欲を内容に入れて送信すると良いです。メールを作成するときは、ビジネスメールの基本に沿って作成しましょう。
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これだけは押さえておきたい!ビジネスメールの書き方
https://www.saison-psp.co.jp/saisonpsp/A20128929483/CDnews-d.htm
おわりに

企業から「一緒に働きたい」と思ってもらえるように、基本的な面接時のマナーを抑えることはとても重要です。今回ご紹介した内容を参考に、転職活動がうまくいくよう応援しています。