「土日祝休みで残業少なめ」「デスクワークが中心」「ルーティンワークが主体」などの理由から人気が高いオフィスワーク。
なかには接客・販売などの未経験から転職を目指される方も少なくありません。

未経験からオフィスワークへチャレンジする際に「本当に未経験でも大丈夫なの？」「オフィスワークといっても職種が沢山あって何に応募すれば良いかわからない」などと悩まれる方もいるのではないでしょうか。

今回は未経験からオフィスワークへチャレンジする際におすすめの職種や、身につけておきたいスキル、応募時のポイントなどについてご紹介します。これからオフィスワークへの転職を考えられている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

オフィスワークと一口に言っても、一般事務、営業事務、経理事務、総務事務、人事事務など沢山の職種があります。なかでも未経験からオフィスワークへのチャレンジを目指す方におすすめしたい職種は「一般事務」です。

■一般事務の主な仕事内容と未経験におすすめの理由
一般事務の仕事は、書類作成・データ入力・電話対応などのデスクワークが中心で、決められたルールに従って繰り返し行う業務が主体となります。

業務内容により求められるスキルは異なりますが「キーボードでローマ字入力ができる」「マウスの操作ができる」といった基本的なパソコン操作が出来たり「わからないことがあれば質問する」「報連相を意識して仕事ができる」などのコミュニケーション能力があればスタートできる求人もあるため、未経験でも始めやすい職種といわれています。

未経験スタートの場合は、一般事務で経験を積んだ後に営業事務、経理事務、総務事務などより専門性の高い職種へステップアップされる方が多いです。

結論から言うと、未経験でもオフィスワークへのチャレンジは可能です。しかし、未経験OKの求人であっても、企業は何もわからない人を採用することはありません。未経験なりに、最低限必要とされるコミュニケーションスキルやパソコンの基本操作スキルなど、以下で紹介する3つのスキルは身につけておきましょう。

■コミュニケーションスキル
自分の所属する部署はもちろん、電話対応などで社内の別部署や社外の方とのやりとりが発生する事務職では、業務を円滑に進めるためにコミュニケーションスキルを身につけておくことが重要です。まずは「挨拶をする」「報告・連絡・相談をする」などの基本的なビジネスマナーができるようにしておきましょう。また「尊敬語・謙譲語・丁寧語を適切に使い分ける」など、相手に応じて適切な態度で接するように心がけましょう。

■パソコンの基本操作スキル
実務でパソコンを使用したことがなくても「キーボードを見ながら文字入力ができる」「マウスの使い方がわかる」「パソコンの起動方法がわかる」など、最低限の基本操作ができることは必須です。パソコン操作に自信がない場合は、自宅のパソコンなどを使用して、事前に練習をしておくと良いでしょう。

■臨機応変に対応できるスキル
他の社員をサポートする立場の事務職は、ルーティン作業以外の突発的な依頼に対応しなければならないケースがあります。イレギュラーにも慌てずに臨機応変に対応できるよう、優先順位を入れ替えながら業務を進めていく柔軟性を身につけておきましょう。

実務経験がない場合に、アピールポイントの一つとして味方になってくれるのが資格です。資格といっても、簿記、TOEICなど様々なものがありますが、ここでは全てのオフィスワークに通ずる役立つ資格を2つ紹介します。

■MOS（マイクロソフト　オフィス　スペシャル）
MOSとはExcel・Word・PowerPointなどMicrosoft office製品がどのくらい利用できるかを客観的に証明できる資格です。事務の仕事ではこれらのソフトを使用することが多いため、パソコン操作ができることの裏付けとして取得しておくと、選考で有利に働くことがあります。

■秘書検定
秘書検定とは電話対応や来客対応のマナー、ビジネス文書の作成、正しい敬語の使い方など、ビジネスマナーの知識が備わっていることを証明できる資格です。これらの知識は事務職にも関連するため、秘書を目指す方以外にもおすすめの資格です。実務経験がなくても基本的な知識が備わっていることをアピールする手段として取得しておくと良いでしょう。

ここまで、未経験からオフィスワークを目指す際におすすめの職種や必要なスキルについてご紹介してきましたが、実際に求人へ応募する際には、どのような点を押さえておくと良いのでしょうか。気になる求人応募の際のポイントについて確認しておきましょう。

■未経験OKの派遣求人がおすすめ
派遣求人の場合、正社員や契約社員と比べて未経験OKの求人が多いため、未経験でも選考に通過できる可能性があります。派遣会社があなたの希望条件や経験をもとに、一人ひとりに合った仕事を紹介してくれるので、自身で探すよりもマッチングしやすくなるというのがメリットです。
さらに、業務がスタートした後も、担当のコーディネーターがサポートをしてくれるので、安心して就業ができるという点も派遣ならではの特徴と言えるでしょう。

■複数の求人にエントリーをしてみる
事務職は人気が高いため、第一希望の仕事で採用に至らないケースはよくあります。そんな時は、自分の中で絶対に譲れない条件と、クリアできていれば尚可の条件に振り分けて、応募する求人の幅を広げてみることをおすすめします。採用される可能性を広げるためにも複数の求人に応募し、オフィスワークデビューを叶えましょう。

■これまでの経験を書き出して、活かせることをアピールする
例えば、販売スタッフとして働いていた時に「在庫管理でExcelにデータを入力していた」「商品を発注する際に、メール対応や電話対応をしていた」など、事務要素のある業務を経験していたというケースがあります。
些細なことであっても、実は強みとしてアピールできることがあるので、応募する求人に近しい業務の経験がないかしっかり振り返っておきましょう。

紹介予定派遣とは、派遣社員として就業がスタートしたのち、最長6ヶ月後に双方合意のもとで派遣先企業への直接雇用が前提とされている雇用形態です。「未経験OKの正社員や契約社員の求人は倍率が高くてなかなか決まらない・・・。でも諦めたくない！」という方は、直接雇用が前提とされている紹介予定派遣も視野に入れて求人に応募してみると良いでしょう。

紹介予定派遣について詳しく知りたいという方は、以下の記事をご覧ください。

未経験から新しい仕事にチャレンジするのは誰だって勇気がいることです。「自分でも大丈夫かな？」「採用してもらえるだろうか・・・」と不安になることもあるでしょう。そんな時は今回ご紹介したポイントを参考にしながら、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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